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漢字館 vol.30

特集:パズルで行く旅

湯島白梅捕り物帖
ジャンボナンクロ4本
昭和の政治家
竹下登


コラム
あっ!ホンダラ旅行記
神々のふるさと 島根県

「国譲り神話」「因幡の白兎」などの神話や伝説が各地に残る島根県。江戸の風情を残す松江の城下町、夕景が美しい宍道湖、荒波に削られた崖や奇岩が見事な隠岐の島々、由緒ある美人湯・玉造温泉など見所が満載です。森鴎外や島村抱月ら文学者ゆかりの地でもあり、松本清張作『砂の器』で脚光をあびた亀嵩など、文学作品の舞台も点在しています。
 神様が出雲に集まるそのワケは? 

出雲では旧暦の十月を神在月(神有月)といい、全国の神々が出雲に集まるとされています。言い伝えによると主な目的は、全国の人間の運命についての話し合い、特に、誰と誰を結婚させるかの会議を行うためだとか。そのため、出雲大社は縁結びの神様としても有名です。集まる場所が出雲なのは、旧暦10月16日に亡くなったイザナミの尊の参拝に、神々が訪れるからといわれています。出雲大社では、旧暦10月11日〜17日に「神在祭」が行われ、神々だけでなく、観光客も全国各地から訪れます。

 「不昧公好み」の島根グルメ 

出雲地方を訪れると、「不昧公(ふまいこう)好み」を冠するお菓子や郷土料理をよく目にします。不昧公は、出雲松江藩の藩主・松平治郷のことで、茶人としても著名なツウ人。地元の庶民的な食べ物も、不昧公の目にとまればそのセンスで風雅な一品になり、「不昧公好み」となったようです。松江名物「ぼてぼて茶」もその一つ。花ごと刈り上げたお茶を煎じて、茶せんで泡立て、その中に、少量の赤飯と具材を入れる茶漬けのようなもので、不昧公が鷹狩の際に食べて気に入ったといわれています。

 女性も踊るどじょうすくい 

「どじょうすくい」の起源には二つの説があります。一つは特産の砂鉄をすくう動作をまねたもので「土壌すくい」が転じたという説。もう一つは、安来地方の若者に川ですくったどじょうを肴に宴を催す風習があり、その座興にしたのが原型という説です。なお、どじょうすくいには女踊りというものもあり、愉快な衣装と動きの男踊りに対し、二人一組であくまで優美に踊るのが特徴です。