》HOME 》お国自慢TOP

表紙解説はクリック!
漢字館 vol.23

特集:幕末
黒船がやってきた
公武合体に散った恋
京都幕末維新 他
パズルの醍醐味 難問3連発
ジャンボナンクロ
日本の政治家
佐藤栄作

パズルでがってん
びっくりきのこ学

コラム
○編がゆく ○編たちの夏休み
還時間新聞:1970年
おいでませ 山口県

源平壇ノ浦の合戦、武蔵と小次郎の巌流島の決闘、そして幕末は維新に命を燃やす若き志士たちが活躍するなど、激動の歴史の舞台となってきた山口県。今年で開府400年となった萩藩の城下町をはじめ、各地に残る旧跡をたどると、それぞれの時代のドラマが体感できるかもしれません。
 伊藤博文とふく料理 

幸福につながる魚として「ふく」と呼ばれる下関名物・河豚。昔は、豊臣秀吉が出した「河豚食用禁止の令」により、長い間、誰も食べることができませんでした。この禁止令を解いたのが、初代内閣総理大臣の伊藤博文。明治21年(1888)、伊藤博文が下関を訪れた際、時化で魚がなかったため、旅館「春帆楼」の主人はやむを得ず、禁食だったふく料理を出しました。すると伊藤博文はそれを絶賛。ふく食は許可され、全国に広まったのでした。

 熱血!松下村塾 

萩といえば城下町で知られていますが、熱き男たちの聖地、「松下村塾」もはずせません。吉田松陰はここで、新しい日本を拓く道を熱く説き、若き門弟たちを教育しました。ただ、その期間は、安政3年(1856)から何とたったの2年半。しかし短期間ながら、ここから、久坂玄瑞、高杉晋作、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋といった逸材が輩出され、幕末から明治にかけて活躍しました。

 山口県が生んだ文化人たち 

中原中也
夭折の詩人・中原中也。30年という短い人生のすべてを詩作にささげたが、生前は十分な評価が得られず、死後、作品が徐々に評価され、近代文学を代表する抒情詩人としての地位を確立しました。湯田温泉の生家跡には「中原中也記念館」があり、貴重な資料などが展示されています。
金子みすゞ
幼いうちから才能を開花させ、西条八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛された金子みすゞ。ほんわかした作風とは対照的に運命に翻弄される劇的な人生を送り、26歳の若さでこの世を去りました。みすゞの生誕地、仙崎には、町の中央から海岸にかけて、生家や墓、童謡に登場する場所などがあり、「みすゞ通り」と呼ばれています。

 国宝功山寺 

唐様建築の美しい仏殿が国宝に指定されている功山寺では、幾度となく歴史的事件が起こりました。毛利元就に追われた大内義長が自刃したのもこの地で、境内の裏には、長府毛利家墓所、大内義長の墓があります。また、文久3年(1863)、高杉晋作が長州藩保守派打倒のクーデターのために挙兵した地としても知られ、境内には馬上姿の晋作の像があります。